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【学会発表】 第10回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会に演題が採択されました

リモネック株式会社(東京都世田谷区/代表取締役:白石哲也)の演題が、第10回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会に採択されました。演題名は「パーキンソン病の日内変動の自己管理を目的とした症状管理アプリケーションの開発〜feasibility report〜」です。代表の白石が、開発の設計思想と初期運用から見えてきたことを報告いたします。

このお知らせのポイント

  • 第10回日本リハビリテーション医学会秋季学術集会に演題が採択されました
  • テーマはパーキンソン病の日内変動の自己管理を支える症状管理アプリケーションです
  • 診察室で見える姿と日常生活との乖離という課題を扱います
  • 臨床歴10年以上の認定理学療法士である代表・白石哲也が発表いたします

発表の概要

日本リハビリテーション医学会は、リハビリテーション医学領域における中心的な学会です。医師が主体となる場ですが、私たちがこの学術集会を選んだのには理由があります。

日内変動(一日のなかで症状の程度が変化する現象)という主題を最も必要としているのは、まさに服薬処方を組み立てておられる先生方だと考えたからです。記録をどう残すかという問いは、リハビリテーションの現場だけでなく、薬物療法の調整とも地続きにあります。

背景|診察室で見える姿と、日常生活の乖離

パーキンソン病の方と関わっていると、診察室で「調子はどうですか」と尋ねられて「まあまあです」としか答えられない、というお悩みをよく伺います。

さらに、診察に合わせて体調を整えて臨まれる方も少なくありません。その日は普段より軽やかに動けてしまう。結果として、診察室で見える姿と日常生活とのあいだに乖離が生まれ、最適な服薬調整につながりにくいという状況が、しばしば起こります。

けれども実際には、一日のなかに大きな起伏があります。朝は起きてから1時間ほど体が動かず、ベッドの上で過ごしている。日中は何も問題がないように見えても、夜は動けず、這うようにして自宅のなかを移動している。

この起伏こそが、薬の調整にもリハビリテーションの組み立てにも必要な情報です。紙の症状日誌という方法はもちろんありますが、これを毎日書き続けることは想像以上に大変です。訪問の現場で、白紙のまま残された日誌を、私たちは何度も目にしてきました。

アプリケーションの設計思想

続けられる形に作り直す

そこで私たちは、記録の方法を、続けられる形に作り直すことにしました。24時間を一画面で見渡せて、タップだけで記録できる。服薬は30分単位で入力でき、症状と同じ時間軸の上に並びます。そして受診日の24時間の推移を、そのままPDFで診察室に持っていける。

負担の大きさが継続を妨げているのであれば、負担そのものを削るしかありません。記録を続けられるかどうかは、本人の意思の強さではなく、道具の設計の問題だと考えています。

分析機能を、あえて入れなかった

開発のなかで最も迷ったのは、分析機能を実装するかどうかでした。技術的には可能です。しかし、記録を分析し判断するのは主治医の役割です。

このアプリケーションはあくまで記録に徹し、そこから先の判断材料を正確にお渡しする。こうした引き算の判断は難しいものですが、現場で使っていただけるかどうかの分かれ目になると考えています。

曖昧な記憶ではなく、事実をもとに話せるようになる。それだけで、医師と患者さんの対話は変わっていくはずです。

今後の展望

本発表では、設計思想と初期の運用で見えてきたことを、全国の専門家の方々と共有いたします。実現可能性の報告という位置づけであり、有効性を主張するものではありません。いただいたご意見をもとに、改善を重ねてまいります。

私たちは、パーキンソン病リハビリアプリ「RehaMe(リハミー)」をはじめ、対面とデジタルの両面から神経難病とともに生きる方の毎日を支える取り組みを進めています。「誰もがリハビリにつながれる社会へ。」というミッションのもと、臨床の現場と学術の場の両方に軸足を置きながら、事業を育ててまいります。

本件に関するお問い合わせはお問い合わせフォームよりお寄せください。

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